Ruby on RailsによるWebアプリ開発記(01)
はじめに
2014年、春。
私を含め、IT業界で働く友人ら数名で、身内向けWebアプリを開発することになった。私自身の仕事はとある銀行の勘定系アプリ作成なので、Webアプリなんてものは完全に未知の領域だったが、言い出しっぺということもあり、なぜか私が仕切る(&もちろんコードも書く)ことになった。
それを通していろいろと学ぶこと−−主に反省点−−が多かったので、記録として残しておくことにする。(まだ完成していないけど)
何を作るか
- xxxの代金は、Aさんがまとめて払ってくれました
- yyyの代金は、Bさんがまとめて払ってくれました
- zzzの代金は、Cさんがまとめて払ってくれました
- …
といったことが積み重なり、“結局誰が誰にいくら渡せばいいんだっけ?”という把握が煩わしくなったので、それを支援してくれるようなツールが欲しくなった。
いろいろ検索してみるが、細かい要望にドストライクなツールは見当たらなかったので、作ることにした。
何で作るか
私がMacユーザということもあり、最初はiOSアプリでつくろうと考えた。が、以下の理由により断念。
- 仲間内で使うだけのツールなのに、開発者登録(有料)が必要
- 仲間全員がiOSユーザではない
- Objective-Cが意味不明
しばらく悩んだが、“仲間全員が簡単に使えること”を重視した結果、Webアプリという回答に辿り着いた。しかし、Webアプリと言ってもその実現方法は多岐にわたると聞く。何で作るか相談し、結局Ruby on Railsで、という結論に至った。以下理由。
- 開発メンバーの一人(A氏)が、仕事で使い始めたから
- 流行っているから
- フレームワークとしてある程度しっかりしているので、初心者でも比較的とっつきやすいらしいから
- ベース言語のRubyは日本人が作っただけあって、日本語ドキュメントも多く、理解しやすいはずだから
3番めに関しては真偽のほどは定かではないが、メンバーがそんなことを言っていた気がするので信じることにした。
4番めも信じることにしたが、他言語に比べて多いのかどうかは知らない。